日本でtwitterを流行らせる方法 〜その1〜
■前提
まず前提として以下3点を挙げたい。すばらしい情報を期待してここを訪れた皆さんの期待値を下げる、単なる逃げ道でしかないが。
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- 現在日本においてはTwitterが欧米ほどの加熱を見せてはいない。
- “流行る”の定義として、一旦欧米の普及率11%(■米ネットユーザーの11%がTwitterを使う)に達することを“流行る”と定義する。
- 数あるであろう策の一案でしかなく、最適な案であるかについて検証はしていない。
よし、逃げ切った。こっからは好き勝手言う。
■結論
まずは結論から。
私が考えた案は、『ソーシャル名刺「Poken」の日本版を製作し、大規模イベントの際には必ず事前に配布することでTwitterを普及させる』という案。
はぁ?
と思う人もいるだろう。以下でしっかり解説していく。
■Pokenとは
Pokenとは、携帯の赤外線通信のようにお互いのパーソナル情報を交換できるおもちゃのようなもの。私は「早く日本にこいー」と、かねてから念じていた。詳しくは以下参照。
欧州で人気のプロフィール交換ツール「Poken」が日本でも発売された。自分のプロフィール、ブログのURL、Twitter、FacebookのIDなどを登録しておくと、お互いのPokenをかざすだけでそれらの情報を交換することができる。Pokenには小型のセンサーとUSB端子が内蔵されている。このセンサー同士をタッチすると、お互いの端末IDが交換されたという情報と、交換された時刻が記録される。
■ソーシャル名刺「Poken」日本上陸--対面のプロフィール交換を簡単に
■「いけるかも」と思ったきっかけ
そもそもきっかけは上記の記事を見たこと。
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- これを見てまず私は「1.TwitterIDをもつ理由を物理的に作ることが可能になったかもしれない。」と思った。
- 一方で少し前から、「2.Twitterの醍醐味はフォロワーが一定数に達することで感じられるものだ」とも思っていた。
かくして私はこの2つの観点から、以下のようなユーザシナリオを考え付いた。
■ユーザシナリオ
※ちなみにPokenを日本人好みのデザインにしたものを仮に「Nikken(仮名)」とする。
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- A君が今度参加する予定の「モバイルほにゃほにゃ展示会」の応募ページを見てみると、「Nikken」なる変なものが無料で付いてくる旨が書かれていた。
- なんでも展示会に参加した際に、気になる参加者やスタッフに声をかけて、お互いそれをかざすと連絡先やSNSのID紹介が出来るそうだ。
- 名刺交換でいいじゃないか…。と思いながらも説明を読むと、「名刺の交換ではその先の気軽な交流が難しい。NikkenならSNSを通じて相手のことや相手のビジネスを知りながら気軽に声をかけられる」とあった。
- いつも名刺ばかり溜まっていく展示会に嫌気が差していたA君は、これを使ってみることにした。
- 応募時にTwitterやmixi、ブログなど、登録したい情報を選び、必要ならその場でIDを発行できるとのことだった。なおTwitterについては自然にIDが登録される仕組みとなっていた。
- Twitterを使ったことがなかったA君だが、その場で説明を流し読んでなんとなくスルーしておいた。
〜 展示会当日 〜
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- 展示会に行くと多くの人が挨拶と共にNikkenを使った交流を行っていた。
- 自分も何人かとNikkenを使って交流してみた。みんなもの珍しさからか割りと気軽に使っていた。
- へー、結構楽しいじゃん。名刺より気軽に挨拶できるし。
〜 展示会後 〜
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- 家に帰ってA君は早速Nikkenを使って今日交流した参加者を確認した。
- USBを挿して指定のページにいくだけでみんながどんなSNSに参加しているか、どんな肩書きの方かを簡単に確認できた。
- 「全員が共通して持っているTwitterで今日の挨拶をしておきましょう」と書いてあったので、まあチャットみたいなもんか…、と思い、挨拶しておいた。
- するとすぐに返答が「今日はありがとうございます。コレ始めて使ったんですけどこんなかんじでいいんですかね?」
- A君は、私も分からんよ…、と思いながらも、「良いと思いますよ。チャットみたいなもんですかね」と答えてみた。
- そこから会話が弾み、何人かと仕事のことや趣味について少し話をして、その日を終えた。
〜 数日後 〜
チャンチャン
■総括
長々としょーもないA君のストーリーにお付き合いいただく形となり申し訳ない。
つまりは、大型イベントでPokenの日本バージョンNikkenを配布し、それを機会にTwitterを使ってもらおうという狙い。ちなみにNikkenの無料配布は以下2点で何とかなるのではないかなと思う。
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- ネット上のNikken専用ページに広告置く
- NikkenとTwitter普及後の延長サービスを前提にした先行投資
ターゲットは主にビジネスマン。コミケなど娯楽系イベントでやっても良いかも(この場合無料配布はきついが…)。なんにしても「イベント時はNikken持っていく」が広まれば加速度的に周辺サービス、主にTwitterが広まるかと思われる。